7月16日(土曜日) 晴れ、暑し。夜、夕立 朝から窓掃除をしました。ここ数ヶ月アパートの外壁に断熱材貼り付けおよび塗装作業が行われていたため、その間窓掃除が出来ず、だいぶ汚れていたのです。バルコニーのないわが部屋(日本式五階)の窓掃除をするのは命懸けであります。「部屋が汚い。もっと掃除をして欲しい」と言った大家のオバハンはぼくが窓拭き中に転落死したら同情してくれるだろうか、と毎回考えます。 因みにプラハは家賃が高く、ぼくは1DK、ガス・水道代込みで月8,000コルナ(約40,000円)払っています。しかもうちのアパートはプラハで最も古い団地にあり、今回の外装工事で外側は綺麗になりましたが、中に入ればアッと驚く為五郎(←古い)。エレベーターなどは「こんなの怖くて乗れないよ」というぐらいの骨董品。ぼくはエレベーター使わない人間だから関係ないですけど。参考までに、チェコ人の平均月収は16,000コルナ(約80,000円)前後。それで家賃がこのぐらいですから、基本的に夫婦共働きでないと暮らしていくのが大変です。 昼からは、現在プラハで行われている野球のヨーロッパ選手権の観戦に。この国にいるととにかく野球が観たくてしょうがないのです。サッカーだのアイスホッケーだのどうでもいい。 今日から確か決勝トーナメントで、フランス対ドイツ、チェコ対イタリアの二試合を観ました。両試合ともタルくて、ピッチャーがいいという訳でもないのに打てない。フランス対ドイツは0:2、チェコ対イタリアは1:6でした。後者はコールドゲームになるかと予想していたのに、意外と点差がひらきませんでした。もっと打てよ、イタリア人。 一昨日でしたか、チェコの新聞に「ヤーグル(日本では英語式発音のヤーガーでお馴染み、NHL(北米アイスホッケー・リーグ)で活躍するチェコ人。同リーグの最高給取り)のようなチェコ人がMLB(アメリカ大リーグ)に現れ得るか?」という記事があり、その中でスペインだかイタリアの監督(欧州の野球チームの監督はたいていアメリカ人)が「チェコの野球はアメリカの大学野球並」と発言してましたが、これはお世辞だと今日観戦して思いました。そもそも選手権全体のレベルが日本の高校野球といい勝負やで。 今日の野球観戦の唯一の収穫は、スタンドで売ってたギロスが値段の割に(50コルナ=約250円)ボリュームがあって美味かったことぐらいですかね。 因みに、ヨーロッパ選手権でありますから、チェコの試合は一応テレビでも放映したのですが、これが観ていて煩わしくてしょうがない。なぜかというと、いちいちルールを説明するのですね。それも「打ったら一塁に走る」とか「ボールが空中にある時に捕ったらアウト」だとか、「敬遠は戦略的なもの」といったレベル。ほとんどのチェコ人は野球を知らないだろうから仕方ないとはいえ、聞いているのは煩わしいです。「野球のルールって複雑だったんだなぁ」と感心したりして。
by yaliusat
| 2005-07-17 05:47
| プラハ
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