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7月30日(土曜日) 晴れ、夜、雷雨 昨日は最高気温チェコが38.3度、プラハは36.4度を記録したそうで。暑さに慣れてないチェコ人は大変だったでしょう。ぼくは別になんということもなかったです。日本と違い湿度が低く暑いだけなので、36.4度といってもそう驚くほどではありません。 今日は何もせず。午前中洗濯して、午後昼寝。3時すぎに仕事場へ。録画しておいたヴィデオを観るため。 まずBBCの再現ドキュメンタリー・シリーズ “Seven Wonders of the Industrial World”の「ベル・ロック灯台」の回を観ました。 これは先週放映されたものですが、テレビガイドに載っていたベル・ロック灯台の写真に惹かれ、番組紹介を読むと、「十九世紀初頭、野心あふれる若き建築家ロバート・スティーヴンスンは暗礁として悪名高いベル・ロックに灯台建設を決心」と。「 灯台? ロバート・スティーヴンスン?」で、ビビッと頭に閃く物が。ぼくが最も敬愛する日本人作家中島敦唯一の長編(中篇?)『光と風と夢』は、『宝島』『ジキル博士とハイド氏』で知られる英国の作家ロバート・L・スティーヴンスンを主人公にしていますが、その中で彼の家は代々灯台技師であったと書かれていたはず。 すぐさま中島敦全集の第一巻に収録されている同作品を読んで、大当たり。「エディンバラのスティヴンスン家は、代々燈台技師として聞えていた。小説家の曽祖父に当るトマス・スミス・スティヴンスンは北英燈台局の最初の技師であり、その子ロバァトも亦其の職を継いで、有名なベル・ロックの燈台を建設した…」という文章が。なんとなんと。興奮してインターネットでベル・ロック灯台を調べたところ、実に詳しいホームページが。「こりゃ面白い題材だわ」ということで、これで小説が書けないかと考えています。とりあえず資料集め&勉強から始めます。 ![]() で、肝心の番組の方は再現ドキュメンタリーですから、可もなく不可もなく。NHKの「Project X」よりはましといった程度。日に数時間しか海の上に出ていない岩礁に灯台を建てるという作業がいかに大変だったかはよくわかりました。 続けて、CT2(国営チェコテレビの第二チャンネル。日本のNHK教育的存在)の〔夏のアメリカ・インディーズ映画特集〕で放映された「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」(00)を観ました。これはぼくのご贔屓女優ローラ・リニーが出ているので録画。 子供のころに交通事故で両親を亡くしたサミーとテリーの姉弟。シングルマザーのサミーのもとに、音信不通だったテリーが帰ってくるところから話は始まります。アメリカの小さな町を舞台に、姉と弟の愛憎入り混じる関係を描いた、いかにもインディーズらしい小品です(と言っても監督は「アナライズ・ミー」「ギャング・オブ・ニューヨーク」の共同脚本家ケネス・ロナーガン)。 画面はバストサイズかアップが中心で、会話シーンの切り返しなどまるでテレビ映画のよう。所謂〔脚本の映画〕で、映画としての魅力には乏しいのですが、人生に対し不器用な姉と弟のキャラクターはそれなりに巧くできてて、感動とまでは行きませんが、ちょっと良い話だったと思える作品であります。因みにローラ・リニーはこの映画でNY映画批評家協会賞、全米映画批評家協会賞の主演女優賞を受賞。アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞の同部門にもノミネートされました。ぼくがメルマガをとっているアメリカの映画批評家ロジャー・エバートは「今年(2000年)の最良作の一本」と激賞していますので、興味がある方は御覧になってください。(と言っても、映画データベース allcinemaオンラインでは日本公開のデータがないし、2002年にヴィデオで出ただけみたいなので、観るのは難しいかな。DVDは出ていません) by yaliusat | 2005-07-31 09:19 | 映画
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