もはや一週間以上前のことですからほとんどの人には興味がないでしょうけど、自分のための備忘録として、ぼくがチェコを発った日(クリスマスイヴ)のことを書いておきます。 前夜、Nさんのアパート泊。荷物があまりに多く、今は 結局バックパック一つ(23キロ! こんな重いの初めて)、リュックサック一個、それに元同僚たちからもらった箱入り人形を入れた紙袋、一眼レフのカメラが入ったバッグという、どこから見ても機内持ち込み荷物一個には見えんぞ。ヤレヤレ。 Nさんの好意でメール確認をしたところ、イギリスのS子ちゃんからMちゃんと一緒にランチをしたという報告が。彼女のブログにもそのことが書かれていました。S子ちゃんもMちゃんが気に入ったようで。よかったよかった。チェコ滞在最後の最後で嬉しいニュースが。 ミレクの車で空港まで送ってもらい。九時半過ぎ着。Nさんとミレクがぼくの荷物の多さを心配して、「車を駐車場に入れて、しばらく待ってようか」と言ってくれましたが、さすがにこれは固辞。 先日Y嬢を見送りに来た時、機内に荷物を二個持ち込もうとしてチェックイン・カウンターの人間から拒否されていた女性を見たので、ぼくも心配していましたが、「案ずるより産むが易し」で、なんの注意も受けず。カメラとお土産用の小さな紙袋一個程度は許容範囲なのかしら。 チェックインを済ませるとホッとし、残った小銭を使って公衆電話でイギリスのS子ちゃんに電話しました。「メール見たよ。Mちゃんと会ったんだってね」と言うと、「うん、予想していたのと違って、面白くてスゴクいい子だった」と。「そりゃそうでしょ。そうでなけりゃおれがここまで惚れる訳ないじゃない」と自慢するぼくに、S子ちゃんは「あんたが威張ってどうすんのよ」と厳しいツッコミを入れてきました。(笑) でも、ほんと、ヨカッタヨカッタ。 昨日部屋まで来てくれたT嬢が、今日もわざわざ空港まで見送りに来てくれました。彼女からは自作自演の音楽を録音したCDをいただきました。感謝感謝。 人前で感情をストレートにあらわすのが恥ずかしいぼくは、人と別れる際いつも素っ気ない態度をとってしまうのですが、この日もその例外に洩れず。「またいつか会えますよね」と言うT嬢に、「会えないよ。人は別れてしまえばそれっきりだよ」とつれない返事。(半分それは事実だと思っていますけどね) パスポート・コントロールも荷物検査も問題なく通過。チェコを去るということに対して、特に感慨は感じませんでした。もう仲間たちとは別れをすませてありますから。ポスピーシロヴァー師やカメラマンのマリークさんといった年配の方々とはもう会えないかもしれませんが。でも人生とはそういうものでしょう。(← しっかり感慨あるやんけ) こうしてプラハとチェコを去ったぼくは、飛行機(プロペラ機)、飛行機、リムジンバス、飛行機、リムジンバスを乗り継ぎ、二十一時間の旅の後、大分に帰り着いたのでした。 再見~!再見~! (← 「冬冬の夏休み」のラスト風に)
by yaliusat
| 2007-01-03 01:13
| チェコ
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